☆キャロルtheBESTを全曲解説ビートルズ的に

1ホワイトアルバムさん2018/06/10(日) 14:03:41.42ID:2LVNH4BS0
2003年に発売されたCDキャロルtheBEST全25曲を
ビートルズをからませて全曲解説にトライしてみる
レスポンス大歓迎ー

では、いってみよう

48ホワイトアルバムさん2018/06/30(土) 05:44:02.85ID:???0
(25曲目)
緊急電話

解散間際の1975年4月5日に発売された
「グッバイキャロル」という
公式海賊盤のようなアルバムに
唯一新曲として収録された
ラストソングである
イントロと全体をつらぬくカントリーチックなギターが
ビートルズのLPラバーソウルのラストソング
浮気娘ランフォアユーライフのイントロに似ている
セクシーベイビーという言葉が歌われているが
セクシーという言葉が日本で歌に使われたのは
この歌が最初のほうではなかったかと、記憶する
浅野ゆう子のセクシーバスストップより前だし
セクシーという言葉が日本の歌でポピュラー化したのは
1977年のピンクレディーの渚のシンドバッドあたりぐらいだからだ
本当に解散間際の最後の録音で
最後にシークレットトラックをこの歌に吹き込むというエーちゃんに
ジョニーが立ち会ったそうだ
逆回転すれば正確に聞こえるヒワイな言葉を
突然陽気に吹きこんだエーちゃんに対して
ジョニーはア然としたそうだ
エーちゃんはもうふっ切れていたのだろう
たぶんもう
アイラブユーOKもセクシーキャットも雨のハイウェイも
日本語の歌詞の完璧版がこの頃には出来ていて
オレはもうソロとしても充分やっていける
ソロとしても成功出来るはずだ
キャロルのラストソングなんて
陽気に茶化して、終わりにしちまえー
ぐらいの気持ちと
ちゃぶ台をひっくり返したジョニーに対する
あてつけでもあったのだろう
この歌は
バイバイバイバイという
陽気な別れの言葉で
フェイドアウトしてゆく


以上でこのスレの趣旨である
2003年発売の
キャロルtheBEST全曲25曲の解説は終了するが
キャロルの公式スタジオ録音曲は
すべてで43曲である
ここまでくれば
もう残り18曲もやってしまおうということで
以下
(26曲目)からは
時間軸発売順に
キャロル公式スタジオ録音全曲解説
ということに、したいと思う
もうしばらく
お付き合い願いたい

49ホワイトアルバムさん2018/06/30(土) 15:50:24.49ID:???0
スレ主さんおつかれさまでした
そして継続に感謝です
「甘い日々」の分析は考えてみた事もなかった切れ味鋭い解釈
私見ではエーちゃんはそもそもリスナーとして色んな音楽を聴いていない
であろうのにあんな曲を作れるのが凄いという前提があったので
セリフの女性の声は元モデルで物書きもしていた浅野なんとかさんって昔聞いた
ような気がするけど自分にはオカマっぽい声だから男が言ってんのかなって
思ってた少年時代

50ホワイトアルバムさん2018/06/30(土) 16:03:35.01ID:???0
そして大好きな「緊急電話」
確かにイントロはそうですね これもウッちゃんのセンスが冴えます
この曲が「セクシー」の発祥ならやっぱりジョニー半端ないし
そもそもなにゆえ緊急電話なのかよく分からないところも逆に凄い
恋の夢が終わったから緊急に電話をかけてバイバイと告げたって事なのか
エーちゃんの逆回転セリフもレコードプレーヤーを駆使して友人と盛り上がったものだし
エーちゃんがこのセリフについてコメントしたのは見聞きした覚えはないけどスレ主さん
の分析通りのように思えます
そしてこの曲の長年の疑問はフェイドアウト前の「ババババババァーイ」の声は誰の
ものなのでしょう メンバーの誰にも当てはまらない気がして

51ホワイトアルバムさん2018/07/01(日) 02:09:56.44ID:???0
(26曲目)
最後の恋人

1972年12月20日に発売されたキャロルのデビューシングル
『ルイジアンナ』のB面ソングであり
ジョニーがエーちゃんの曲に日本語歌詞をのせた第一号作品が、
この歌である  
ルイジアンナは第二号作品ということになる

12月『ルイジアンナ/最後の恋人』
1月 『ヘイタクシー/恋の救急車』
2月 『やりきれない気持/ホープ』
3月 『レディセブンティーン/愛の叫び』
4月 『彼女は彼のもの/憎いあの娘』
5月 『0時5分の最終列車/二人だけ』
6月 『ファンキーモンキーベイビー/コーヒーショップの女の娘』

以上のごとく
1972年の12月から1973年の6月にかけて
キャロルは7枚のシングルレコードを、
7ヶ月連続で発売し続けたのである
この記録はたぶん
日本のレコード業界の歴史上
初めてのことであり、
今だに破られていない記録だろう
その記念すべき
デビューシングル『ルイジアンナ/最後の恋人』の
AB面両方のリードボーカルはエーちゃんである
暗示的である
この最後の恋人≠ヘ
「ヘイッ!ヘイッ!」で始まり 「ヘイッ!ヘイッ!」できっちりとエンディングする
模範的ともいえる
グループサウンズポップスといえる
ビートルズ度とストーンズ度が
ほどよくミックスされている
タイガースとかオックスが歌っていても
なんの違和感も感じないだろう
ウッちゃんのソリッドな間奏ギターもイカしてる
ドントレットミーダウンとオールユーニードイズラブという
2曲のビートルズソングのタイトルも
しっかりと入れている
キャンチュシーッ≠フ単語とメロディーの抑揚(よくよう)は
ビートルズの『アンソロジー2』に収録されている
ザッツミーンアロット≠フ一部とそっくりだ
1972年12年時点でビートルズの未発表曲と同じものをつくっていたなんて
大倉洋一・矢沢永吉コンビ
なかなか恐るべしー
と、思う

52ホワイトアルバムさん2018/07/01(日) 02:13:45.20ID:???0
>>51

× 1972年12年時点で
○ 1972年12月時点で

53ホワイトアルバムさん2018/07/02(月) 02:13:58.83ID:???0
(27曲目)
メンフィステネシー

ジョニーのリードボーカルで
いわずとしれた
チャックベリー大先生の
カントリーチックなロックンロールである
1973年の録音というものは
2018年の今聴いても
音に古さを感じさせない
これが1968年ぐらいのグループサウンズの音だとしたら
たぶん古さを感じてしまうだろう
日本の
録音機器の発展進歩の飛躍さは
1970年前後で
急速にレベルアップしたのだ
ジョンレノンを気取って陽気に歌うジョニーのバックで
もくもくとエーちやんはベースを弾いている
蒲田のキャバレーウラシマ≠ナも
たぶんそうだったのだろう
その時のドラムスは
ウッちゃんの友達の今井クンだった
ウラシマとは、
竜宮城(りゅうぐうじょう)に行くことの出来た
浦島太郎の苗字をとっての
ウラシマ≠ネのである
1970年代前半のキャバレーとは
男にとってそれほどの
夢見心地を味わえる場所だったのだ
目を閉じて
キャバレーウラシマ≠フ客席にいる気になって
このメンフィステネシーを聴いてみよう
まだマッシュルームカットのエーちゃんが
陽気にウッちゃんに笑いかけているのが
見えないかい?
ジョニーも、楽しそうだ
みんなスウィングしているよ

54ホワイトアルバムさん2018/07/03(火) 01:49:56.65ID:???0
(28曲目)
ワンナイト

エルビスプレスリーのワンナイトである
1972年の6月のある日
ジョニーは蒲田のゴーゴーホール「パレス」にて
助っ人参加という形で
エーちゃんとウッちゃんのバンドの
初オーディションを受けた
その時ジョニーが歌ったのは
ビートルズアレンジのデイジーミスリージー≠ナ
一発で合格
エーちゃんはジョニーを受け入れた
その後バンドは
金沢八景にある横浜市立大学内の講堂を練習場所にして
洋楽のロックンロールのコピー、一直線に励むことになる
講堂は教壇を中央の底辺にして
すり鉢状に席が並んでいたので
無名のキャロルは
教壇をステージにして、
学生たちが坐る座席を観客席に見立てて
ガンガン洋楽コピーに、邁進(まいしん)したそうである
以上すべて、ジョニー大倉著キャロル・夜明け前≠ノ書かれていることだが
ちょうどこのワンナイトなんかも
その頃レパートリーに
加えられたものだろう
不思議な話だが、
1972年の10月にリブヤングに出演してミッキーカーチス氏とプロ契約するまで
ジョニーは、
1曲もエーちゃんのオリジナルソングを
聴かされたことがなかったと発言している
だから、
1972年の6月から10月までの4ヶ月間は
洋楽&邦楽のコピーしか
蒲田のキャバレー「ウラシマ」なんかでも
演奏していなかったわけだ
1曲もジョニーにオリジナルを聴かせなかったエーちゃんの真意はなんだったのか?
盗作されることでも、恐れていたのか?
このワンナイトは
ビートルズでいえばオー、ダーリン風であり
エーちゃんのアイラブユーOK風でもあり
沢田研二でいえば、
お前がパラダイス風でもある
3連ピアノソングの王道とでもいえる

55ホワイトアルバムさん2018/07/04(水) 01:16:44.18ID:???0
(29曲目)
トゥティーフルティー

のっぽのサリーのリトルリチャードの初めてのヒット曲であり
問答無用のビーバップロックンロールのこの歌を
ジョニーがそのはじけたスィートヴォイスで
飛び出すフレッシュジュースのように歌い、叫んでいる
しぶきがスピーカーの穴から飛んできそうだ
まぎれもなく「ルイジアンナ」というデビューアルバムの中のカバーソングの中では
この歌がピカイチだ
1977年にパンクムーブメントでセックスピストルズが登場して来た時
まだ生きていて
37才になりかかろうとしていたジョンレノンはこう言った
1961年のドイツのハンブルグでは
  オレたちもパンクバンドだったよ
1973年のこのキャロルのトゥティーフルティーの間奏の爆発感も
充分にパンクしている
ウッちゃんの皮ジャンに鋲(びょう)がたくさん突き刺さっているようだ
それほどのギターをウッちゃんはここで
我々に聴かせてくれる
間奏前のジョニーの叫び声も
ヘイタクシーのアーーッ!≠ナはなく
ここではウワァァーーッ!≠ニ叫んでいて、カッコイイ
そこも聴き所のひとつー

56ホワイトアルバムさん2018/07/05(木) 01:31:52.16ID:???0
(30曲目)
ジョニーBグッド

1970年代の日本のロックンロールのアンセム(聖歌)ソングー
70年代の日本のロックフェスの定番は
ラストに出演者全員で
必ずこのジョニーBグッドを
大合唱するというのが、お決まりだった
その頃の
そこらを歩いてる下町の小学生の子供なんかも
この歌のサビは必ず歌えた
それほどこの歌は
テレビから茶の間に浸透(しんとう)していった
珍しいロックンロールソングといえる
その
そもそもの発端は
すべて
キャロルがこの歌を取りあげ
ガンガンライブで演奏し、
ファーストアルバムにこの素晴らしいスタジオテイクを
歴史に残したからなのだ
今や
ほとんどの日本の人々が
その事実を忘れ去ろうとしている
キャロルを黒歴史化しようとでも
しているようだ
さみしいな、ジョニー
GO!GO!
そしてもちろん
この歌はジョニー自身のテーマ曲でもある
もはや
チャックベリー作詞作曲など
どうでもいいことなのだ
この歌は
それほど1970年代の日本の風土に土着していたのだ
ミュージックマガジン社とか
レコードコレクターズ誌なんかは
はっぴいえんどのことなんかはガンガンもちあげて
認めてはいても
今だにそういう事実を
黙殺し続けている
さみしいよ、ジョニー

57ホワイトアルバムさん2018/07/05(木) 12:56:41.28ID:???0
もう今更あの界隈に評価してもらっても遅い気が
MMはヲタムのせいで完全にアイドル誌だし、レココレも再発に連動させ特集組むだけの雑誌と化しとる


それでもやーさんのロックンロールがMMで年間一位に選ばれたときは単純に嬉しかったがな

歌謡曲JPOP 部門だったけど(笑)

58ホワイトアルバムさん2018/07/06(金) 02:08:33.00ID:???0
(31曲目)
カンサスシティー

1980年に生まれた人が、2018年の今年38才になろうとしている
私が話しているキャロルというバンドは
1973年と1974年に主に活躍していたバンドで
ということは
その人たちが生まれる5,6年前の話を
私はしているわけだ
たとえば現在20代後半のミュージシャン志望の青年が
ビートルズファンで
間違ってこのスレにたどりついちゃったりして
あれっ
1970年代前半の日本のロックって
はっぴいえんどとかサディスティックミカバンド、はちみつぱいに村八分なんかが
リードしていたんじゃないの?
キャロルってなによ?
なんて
思うことがあるかもしれない
レココレやMMに洗脳されていたら、そうなるわけだ
真実は
キャロルのほうが彼らより20倍は売れていた
商業的に成功していた
1974年の夏に史上初の野外ロックフェスティバル
『ワンステップ・フェスティバル』が福島県郡山市で開催されたが
その最終日の出演者が
オノヨーコ、内田裕也、サディスティックミカバンド、キャロルといった布陣で
最後の大トリはキャロルだったのだ
しかも控え室は
キャロルだけが別格
単独の控え室を与えられたと、ジョニーは回想している
歴史はどこかで
ねじまげられたのだ
このカンサスシティーは忠実にビートルズバージョンをコピーしているが
間奏にハーモニカが入るところだけが
少し違う
「ルイジアンナ」というキャロルのファーストアルバムはこの歌で幕を閉じるが
エーちゃんのスロウダウン≠ェここにスタジオ録音で入っていたら
さらに良かったのになァなんて、思ってしまう
ちなみにこのファーストアルバムに収められているやりきれない気持≠ヘ
このアルバムでしか聴けない別バージョンだ
生ギター(アコギ)が全面に出ていて
ジョニーのダブルトラックボーカルも、ミックスがさらに濃い

59ホワイトアルバムさん2018/07/06(金) 14:44:34.83ID:???0
カンサスシティーも緊急電話のラストと同じく
バックでHEY!HEY!HEY!hey!のコーラスの声が
メンバーに聴こえないという謎を感じてます。
確かにはっぴいえんどが日本のロックの原点みたい
な誤解が通説になってしまったのは残念でなりません。

60ホワイトアルバムさん2018/07/07(土) 03:33:23.82ID:???0
(32曲目)
恋する涙

1973年7月25日に発売された
キャロルのセカンドアルバム『ファンキーモンキーベイビー』のA面5曲目に配置された
大倉洋一作詞、矢沢永吉作曲の手によるロックバラード
昔からこの歌は
このセカンドアルバムでしか聴けなかった
どのベストアルバムにも収録されていない
唯一の大倉洋一作詞、矢沢永吉作曲コンビの作品だ
キャロルの楽曲をフルコンビするためには
この歌一曲のために
セカンドアルバム『ファンキーモンキーベイビー』を購入しなくてはならない
まあこのアルバムのジャケ写真のカッコよさを手に入れるだけでも
買う価値はある
出だしのひねくれたようなイントロのギターの入り方は
どこかザ・バンドのウェイト≠フイントロを連想させる
歌の出だしのメロディーは
愛の叫び≠フ出だしのメロディーを
逆からなぞっているようなメロディーだ
若き日のジョンレノンの未発表曲のタイトル
アイムインラブなんて単語も
バッチリとジョニーは入れている
スマイルフォーミー♪と連呼するところが
この歌のキモだ
やるせなくファズがかったエレキギターが
ビートルズのオーダーリンのようにカッティングされている
珍しくサビのところで女性コーラスを起用している
ジョニーとウッちゃんにコーラスをさせないで
女性コーラスが欲しいと思ったら
女性コーラスを起用してしまう
エーちゃんのいさぎよさがイイ
愛してるなら、信じているなら
恋してるなら、求めてるなら
苦しさは偽りでー
恋する涙♪ なのだろう
平均点ギリギリのロックバラード
ライブでは一度も演奏されたことがない

61ホワイトアルバムさん2018/07/08(日) 06:23:42.89ID:???0
(33曲目)
いとしのダーリン

セカンドアルバム『ファンキーモンキーベイビー』の9曲目に位置する
セカンドアルバム『ファンキーモンキーベイビー』は12曲入りで
そのすべてが
大倉洋一作詞、矢沢永吉作曲コンビの作品である
ふたりはこのセカンドアルバムのために
新曲を4曲書き下ろした
ハニーエンジェル、ミスターギブソン、恋する涙、いとしのダーリンの4曲がそれだ
残りの8曲はそれまでに発表された
シングルAB面の寄せ集めである
いとしのダーリン、である
まずタイトルが秀逸ー
声に出して音にして、一度読んでみてほしい
「いとしのダーリン♪」と
いとしの何々というタイトルで有名な歌は
これ以外にサザンオールスターズの「いとしのエリー」ぐらいしか
思い浮かばない
何千何万曲とある日本の歌の中でだ
もちろんエリーよりこの歌のほうが6年も早い
ジョニーのセンス、恐るべし
歌の内容は
明日遠くへ旅に立つ彼女と
その前夜に
一度肉体的に深くむつみあう男女の
恋(セックス)をする喜びを歌った歌である
抱きしめて、溶けるほど、濡れた二人、夢の中・・・ 
キャロルの全曲の作品の中で
このラインが唯一
セックスを赤裸々に描写(びょうしゃ)している、素晴らしいラインだ
下降してゆくメロディーラインにのせて
色っぽく艶っぽく歌うエーちゃんのボーカルが
素晴らしい
そこだけ全面に出てくるシンセサイザーの調べも
男女のエクスタシーの昇りつめようを描いているようで
イイ
オールマイラブ あげたい 恐いけど≠フ女の子が
おそるおそる
あげてる最中の歌、ということになる
サウンドは全体的に
リミッターで圧縮されたようなドラムの音色が
抑制(よくせい)されたエレキギターと相からまって
いい味を出している
ハットトリックぽい、不思議なイントロからしてそうだ
この歌の出だしのひとこと
アイコールユアネームは
もちろんビートルズの歌のタイトルからの
拝借(はいしゃく)である

62ホワイトアルバムさん2018/07/09(月) 02:40:39.39ID:???0
(34曲目)
泣いてるあの娘

1974年7月25日にキャロルは
3枚目のオリジナルLP「キャロルファースト」と
「夏の終り/泣いてるあの娘」というシングルレコードを
同時にリリースした
ダブリはなしで
「夏の終り/泣いてるあの娘」の2曲とも
アルバム「キャロルファースト」には収録されていない
ここらへん
ファンを大切にしたビートルズの良心的なリリース方法を
真似たのかもしれない
しかし
それから44年もたってみれば
この2曲を「キャロルファースト」に収録していれば
どんなに良かっただろうかなどと
考えてしまうのである
スッカスッカの「キャロルファースト」にも
少しぐらいキュッと、シマリが出たのに、なんてね
特にこの
ウッちゃん作詞作曲リードボーカルの「泣いてるあの娘」こそ
「キャロルファースト」の中に入れておいてほしかった
ここでキャロル全員の
誕生日のことなどを
年上の順から、書いてみよう

エーちゃん 1949年9月14日
ユウ     1951年12月14日
ジョニー   1952年9月3日
ウッちゃん  1953年5月30日

ユウとエーちゃんが2才違いで
あとは学年がひとつずつ下になるのが分かる
エーちゃんとウッちゃんは4才違いということになる
ジョニーより学年ひとつ下がウッちゃんだった
そのジョニーの助けをかりて
ウッちゃんが作詞作曲、世に出した傑作が
この「泣いてるあの娘」である
ラブュ、ベイビー♪のあとから始まる
左小指を駆使して
右ストロークでザックザクきざまれるダウンアップストロークが
たまらない
歌詞にもいっさい無駄がない
そう
心違いなんて、よくあることなのさ
気にしないのさ
気にしないのさ
だからー
ガンバッて生きていこうぜ、というところまで
私の心に、とどいてくるのである
ガッツでいこうぜ!

63ホワイトアルバムさん2018/07/09(月) 07:11:43.09ID:???0
泣いてるあの娘大好きです

64ホワイトアルバムさん2018/07/10(火) 02:03:35.91ID:???0
(35曲目)
ヘイママロックンロール

ここから8曲連続でアルバム「キャロルファースト」の歌を解説してゆくことになる
サードアルバムにして最後のオリジナルアルバムとなった「キャロルファースト」ー
なにゆえにファーストなのか?
エーちゃん的には、今までのキャロルはすべてロックンロールのコピーから派生していて
ここからが、純粋なるグループサウンズ的オリジナルソングのアルバムになるから
と、リアルタイムのどこかのインタビューで言っていた
なるほど
このアルバムは各個人がすべて自分で作詞作曲した歌を持ち寄って
制作されている  エーちゃん5曲、ジョニーとウッちゃんがそれぞれ3曲、
ドラムのユウも1曲、という構成だ
ジョニーとエーちゃんの共作曲は1曲もない
なぜそのようなことになったのか?
1973年12月初旬に無断でキャロルを脱け出し失踪(しっそう)したジョニーは
1974年の2月に発売されたシングル「涙のテディボーイ」のレコーディングには
いっさい参加していない
B面の「番格ロックのテーマ」は、失踪する前に録音済みのものだ
ジョニーがいないので
仕方なくエーちゃんは「涙のテディボーイ」の作詞も、自分でやるしかなかった
火事場の馬鹿力とでもいうべきか、
意外とエーちゃんが書いた「涙のテディボーイ」の歌詞は好評で
じっさい人の胸を打つ、いい歌詞だった
これならジョニーがいなくてもイケるじゃない?
キャロルはジョニーの代わりにサミーというメンバーを加えて
シングル「涙のテデイボーイ」から再スタートをきる

65ホワイトアルバムさん2018/07/10(火) 02:04:04.90ID:???0
しかしそこにジョニーが失踪から戻ってきた
頭を坊主刈りにして、手には数珠(じゅず)をもって、
托鉢僧(たくはつそう)のような姿でー
その時まわりのスタッフすべてがジョニーの復帰に大反対したが
唯一エーちゃんだけが
やっぱしキャロルにはジョニーが必要だよ
ということでサミーは脱退、ふたたびジョニーがメンバーに
しかし
ジョニーはジョニーで「涙のテデイボーイ」に傷ついていた
オレがいなくても、エーちゃん自分でいい詞が書けるじゃない?
それなら今後は
各自で作詞作曲していくことにして、共作はもうやめようよ
自分で失踪しておきながら、これはひねくれた言い分でもある
ああ、いいよ=i何言ってんだ、こいつ?)
エーちゃんの本音は、そうだったのかもしれない
ということで
各自が自分でオリジナルを持ち寄る「キャロルファースト」の制作が開始された
ヘイママロックンロールである
ジョニーがその生涯で書き残した
自身最高の、オリジナルロックンロールソングである
ファンキーモンキーベイビーに負けないぐらいのロックンロールを書いてやる!
という気迫で書きあげたものだ
生きてることはままならぬー
ジョニー、
ここですでに自分の墓碑(ぼひ)を書きあげてるじゃないか!
泣けるよ!

66ホワイトアルバムさん2018/07/11(水) 02:00:29.74ID:???0
(36曲目)
夢の中だけ

ウッちゃんこと、内海利勝作詞作曲の作品である
1974年の同時期に活躍していた
ガロとかチューリップのアルバムに入っていたとしても
なんの遜色(そんしょく)もない
アルバムの中の一曲という感じの歌である
同時期に爆発的にヒットしていた
井上陽水の夢の中へ≠ネんかが
この歌のインスピレーションの源(みなもと)なのかもしれない
44年後の今聴いていると
この歌の中にもし
エーちゃんとジョニーの楽しげなハーモーニーとか
コーラスなんかが入っていたら
どんなに素敵になっていただろうなんて
考えてしまう
ラバーソウルの中のジョージの歌のバックなんかでは
ジョンとポールが
楽しげに難解なコーラスに、挑戦しているではないか
リボルバーのタックスマンのバックコーラスなんかも、そうだ
このウッちゃんの歌に足りないのは
エーちゃんとジョニーの
そのような、同時コーラスなのだ

67ホワイトアルバムさん2018/07/11(水) 11:50:57.95ID:???0
キャロルに駄曲なし
夢の中だけも大好きです
確かにエーちゃんとジョニーのコーラスがあればもっと最高ですね

68ホワイトアルバムさん2018/07/12(木) 02:01:06.26ID:???0
(37曲目)
素敵な天使

ドラムのユウことユウ岡崎作詞作曲の唯一の作品である
2018年に聴くユウ岡崎の声は
意外とスゥィートで耳に心地よい
オーラララ、キミのとりこはなーに?まで
我々を日向(ひなた)ぼっこに、導いてくれるようだ
思うに
ユウとウッちゃんも
けっこうイイ声をしているのだから
ライヴで1曲ずつ歌っていてもよかったんじゃないの?と
私は妄想しはじめた
オリジナル曲でなくてもいい
ユウがライヴでビートルズのアイウォナビーユアマン≠
ドラムをたたきながら歌い、
フロントではジョニーとエーちゃんが
1本のマイクに顔を近づけて
元気よくそのサビのコーラスをハモる
ウッちゃんがみんないい娘≠カバーして
これまたジョニーとエーちゃんが
1本のマイクでサビをハモる
カッコいいではないかー
思うに
キャロル登場以前の日本国内には
ツートップの楽器を弾きながらボーカルを聴かせるバンドは
存在しなかった
ギターとベースという楽器を弾きながらのツートップだ
それだけでもキャロルは十分斬新(ざんしん)だったのだから
そこにユウとウッちゃんも
ライブで1曲ずつ歌っていれば
完全に日本のビートルズになれていたのにー
と、
そこまで
私に妄想させてしまった
ユウ岡崎氏の
素敵な天使≠ネのであった

69ホワイトアルバムさん2018/07/13(金) 01:23:13.19ID:???0
(38曲目)
ふられた男

これはシャンソンである
越路吹雪(こしじふぶき)や美輪明宏(みわあきひろ)が歌ったとしても
なんの遜色(そんしょく)もない
エーちゃんが「アイラブユーOK」でソロデビューした時
硬派なキャロルファンは、矢沢はオカマになった≠ニ揶揄(やゆ)したが
キャロルファーストのこの時点で
エーちゃんはオカマどころか、美輪明宏に接近していたのである
「ふられた男」という楽曲は
エーちゃんソロの「キスミープリーズ」や
「ゴールドラッシュ」というアルバムに
そのまますんなり転移させたとしても
なんなく聴けてしまうだろう
編曲は今や歌謡界の大御所編曲家、萩田光雄氏である
氏の編曲の代表作には久保田早紀の異邦人≠ェある
つい最近リットーミュージック社が
萩田光雄全仕事のような本を出していて
その中で編曲とはなんですか?≠ニいう質問に対して
氏が面白い答えをしている
アナタがカラオケボックスで歌を歌うでしょ?
  アナタが歌ってるのはメロデイー、
  それ以外に鳴ってるすべての音を、編曲というの 
なんと分かりやすい説明と、思いませんか?
エーちゃんはキャロルファーストというアルバムの中の
この歌と「子供達に夢を」という2作の歌で
私≠ニいう一人称を使用して、作詞をしている
なぜか?
ジョニーが失踪する直前にレコーディングした至高の名曲
「番格ロックのテーマ」の中の生きる私さー♪≠ェ、
すんごくエーちゃんに、影響を与えたと思うのである
よしっ、オレも私という言葉を使って、
  名曲を作詞してやるぜっ≠ネんてね

70ホワイトアルバムさん2018/07/14(土) 01:45:23.66ID:???0
(39曲目)
娘(クーニャン)

ウッちゃん作詞作曲のなごみラブソングである
どこか日本むかし話を思い出させるような
野原いっぱいの夕焼けなんてイメージが
目の前に浮かぶ
フォーククルセダーズの歌のようだ
中国語でアイラブユーのことを
ウォーアイニーと言うが
日本人が日本の歌の中でその言葉を使用するのを
この歌以外で私は聴いたことがない
テレサテンとかオーヤンフィフィ、アグネスチャンの歌のどこかでなら
聴いた記憶があると思う
間奏のオカリナの素朴な旋律のメロディーとか
アンプから直と思われる
裸の音色のエレキ弦のヴィヴラート感が
どこか戦前の78回転のシングルレコードをも
想い起こさせる
ちなみに現代の中国女性にクーニャンと呼びかけることは
禁句である
侮辱(ぶじょく)されたと想われるらしい
ウッちゃんは1974年にリアルでチャイナガールとメイクラブしていたのか?
たぶん、していたのだろう
この歌が
彼女への贈り物なのだ
たぶん
きっとそうだ

71ホワイトアルバムさん2018/07/14(土) 16:28:37.69ID:???0
ユウの手によって作られた「素敵な天使」ですが
いきなり君の瞳は’素敵な悪魔’で始まるので途中で‘天使のように’
というリリックが出てこようとも「素敵な悪魔」がタイトルでよかったのではと
未だに思っております
間奏などで騒いでいるのはメンバーの声ではないような気がしますが

72ホワイトアルバムさん2018/07/14(土) 16:40:02.05ID:???0
「キャロルファースト」は今や私的には一回りして大好きなアルバムとなってますが
ふられた男や素敵な天使やクーニャンの詞をみるとその看板に偽りなく本人が職業
作詞家の手など借りずに詞を書いた事は間違いないとほぼ断言できます
いい意味でね!(エーちゃん風に)
今やこのアルバムを買わずともゴールデンヒッツMK.2に全トラックが収録されてしまいました
また「子供たちに夢を」は同アルバムに全く同じバージョンを2回入れるのではなくラスト
の方はヴァージョンを変えるくらいの工夫はしてほしかったかも

73ホワイトアルバムさん2018/07/14(土) 16:45:08.03ID:???0
ふと思い出したのですが「緊急電話」のゴールデンヒッツMK.2における歌詞カードには
「息もつけない夜」ではなく「息もつけないよ」となってました
どう聴いても「夜」っつってるよなぁーと思ってましたがジョニーはそもそも「つけないよ」
という歌詞を書いたのにエーちゃんが「つけない夜」に変えて歌った可能性も若干あるな
という仮説を友人に語ってた10代の思い出です

74ホワイトアルバムさん2018/07/15(日) 03:36:46.95ID:???0
(40曲目)
ピブロスピープル

ジョニー作詞作曲のオリジナルアコギカントリーソングである
出だしのメロディーがなんとなくメンフィステネシーっぽい
当時、ピブロスという会員制のクラブが
新宿か四谷あたりに存在していて
そこに入りびたっていた酔いどれジョニーが
その店に集う常連客の深夜の実態を
歌にしたものである
偶然にも
将来のエーちゃんの夫人にもなる
マリアという女性の名前も登場してくる
ひとりになるのが恐いからー
誰もがピブロスというお店に行きたがると歌われるが
ひとりになりたくて
キャロルを脱け出し、失踪(しっそう)したのはジョニーなのである
矛盾している
ピブロスというお店には
当時の日本のビューティフルピープルが集っていたと思われるが
ビートルズならさしずめ皮肉たっぷりに
自分らも含めて、そのような人々のことを
ベイビーユアリッチマンと揶揄(やゆ)して歌っていた
キャロルの歌の作詞印税で
小金持ちになっていた若き20代前半のジョニーは
ピブロスというお店と
怪人二十面相というお店で
夜な夜な油を売ることぐらいしか
お金の使い道がなかったのだ
そして酔いどれジャンキー化してゆく
おのれの内面の空洞化とジレンマに、
悪戦苦闘していくのだ
そんなことを歌にしてどうする?
私小説というジャンルが小説には存在するが
さしずめこのカントリーソングは
ジョニーのノンフィクション私小説のようなものである
見果てぬ夢を、追いかけてー
エーちゃんとジョニーの見る夢は
この時すでに、
乖離(かいり)しはじめていたのだ
ジョニー、ウッちゃん、ユウは
ピブロスピープルになりえたが
エーちゃんは
決して
ピブロスピープルになりえなかった

75ホワイトアルバムさん2018/07/16(月) 02:05:21.11ID:???0
(41曲目)
雨のしずく

ビリージョエルのシングルレコードのB面に収められてるようなピアノソングである
ジョニー大倉はピアノ弾きでもあった
ジュリアというビートルズコピーバンドが不本意に消滅したあと
作家でシャンソン歌手でもある戸川晶子(とがわあきこ)が経営する
銀座にある青い部屋≠ニいうシャンソンクラブで
ピアノの弾き語りのアルバイトをしていた
その店のウェイターは全員男装した女性の麗人で
1962年に江戸川乱歩賞を受賞した戸川晶子のエキセントリックな趣味が
超モダンに反映する、カルトなシャンソンクラブだったらしい
客筋は野坂昭如を筆頭とする流行作家や芸能関係者が多く集う店で
19才のジョニーはそんな店で、シャンソンをビアノで弾き語っていたのだ
なんという人生!
「キャロル・夜明け前」にくわしく書かれている
人によるとジョニーは
ギターよりもピアノのほうが上手かったという人も
いるくらいなのだ
母が経営するスナック美香≠フ閉店時間のお知らせは
ジョニーがピアノで弾き語る、シャンソンの雪が降る≠セったらしい
そんなピアノマンでもあるジョニーが
キャロル時代に唯一ピアノで弾き語った歌が
このオリジナルの「雨のしずく」である
アコーディオンの音が、いらないような気もする
ジョニーのピアノ一本で深く勝負したほうが良かったかもしれない
サビのドラムも不必要に思われる
ジョニーの人生は
迷走と迷妄のくり返しのようだったが
素晴らしい
ピアノの弾き語りだけのアルバムを一枚
ぜひ残しておいてほしかったなァ
と、切に思う

76ホワイトアルバムさん2018/07/17(火) 01:50:47.04ID:???0
(42曲目)
悪魔の贈り物

基本「キャロルファースト」というアルバムは
B級ソングのオンパレードである
よし、キャロルのB級ソングを今夜は楽しんでやるか!
ぐらいの心構えをもって聴かないと
楽しめないこと、確約である
このアルバムにキャロルのAクラスソングを求めると
しっぺ返しを喰う
そして二度と聴かなくてもいいんじゃないの?
ぐらいの気持ちになって
このCDは永遠にCDラックの片隅に追いやられて
ホコリをかぶってしまう
キャロルといえば大昔からある20曲入りのベスト
ゴールデンヒッツ≠烽オくは
25曲入りのthe BEST≠ナ、
事足りてしまうわけだ
じっさいそこにはA級ヒットソングが
ギッシリと、つめこまれているからね
「キャロルファースト」の中でシングルを狙える曲といえば
唯一、ヘイママロックンロールあたりだと思うが、
その曲にしても、少し詞が弱すぎると思われる
ルイジアンナやファンキーモンキーベイビーのような
突き抜ける何かが¢ォりないのだ
悪魔の贈り物である
ウッちゃん作詞作曲のサイケデリックソングだ
ちょっとコミカルでもある
スパイダーズ時代のかまやつひろしが
このような
出来そこないチックなサイケデリックソングを書いていたと記憶する
この歌の中の贈り物とは
シャブか覚醒剤のことなのか?
たぶん
そうなのだろう
ウッちゃん、
もっと真剣な恋の歌なんか
聴きたかったよ

77ホワイトアルバムさん2018/07/18(水) 03:50:37.95ID:???0
(43曲目)
変わりえぬ愛

1974年12月20日に発売されたキャロルのラストシングル
「ラストチャンス」のB面に収録された
大倉洋一作詞、矢沢永吉作曲で
ジョニーがボーカルを担当した最後の作品である
ジョニーのバックでエーちゃんがハモッてる
最後の作品でもある
アーのコーラスやオーケストラの挿入(そうにゅう)が、凝っている
A面のラストチャンスより
こちらの録音のほうが
時間をかけているのが分かる
人はさみしがり屋なのさ、誰でもー
  若いあやまちなのか、二人はー 
ジョニーがエーちゃんとの関係を歌詞にしたと
「キャロル夜明け前・第2章」という本で告白しているが
キミは変わりすぎた、届かないー
  昔のように甘い恋を、
  許されるなら
  夢みたいー %凵A
キラ星のようなジョニーの泣かせる歌詞が、
エーちゃんの甘辛いメロディーに
うまく乗っている
涙は見せない、心は見えないー
これまでになかったような雄大なロッカバラードで
成功してるといえる
エーちゃんも
よもやこのレコードが
最後のシングルレコードになるとは知らず、
喜々としてハモッたに違いないと
推測(すいそく)される


以上43曲をもって
キャロル公式スタジオ録音全曲解説≠ヘ
終了ということになる
この全43曲を手に入れるには
「キャロル・ゴールデンヒッツ」(20曲収録)と
「ゴールデンヒッツ・マークU」(20曲収録)を購入すれば
ダブリはなしで
40曲は楽に手に入れることが出来る
それ以外の3曲は
「ホープ」「メンフィステネシー」「恋する涙」である

次に私は
ライブ・イン・リブヤング¢S曲解説と
燃えつきる・ラストライブ¢S曲解説に
挑戦してみたいと思う
もうしばらくのお付き合いを
願いたい

78ホワイトアルバムさん2018/07/20(金) 01:35:11.70ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 1曲目
ヘイタクシー

1973年10月21日フジテレビジョン第一スタジオでのライブ盤である
およそ今から45年前である
ライブであるからして
ボーカルはレコードのようなダブルトラックではなく
すべてがシングルトラックである
それが野性味をあおりたてている
レコードテイクとは違う長めのイントロから始まるこのヘイタクシー
ジョニーのサイドギターのカッティングがさえまくる
ぶれのないジョニーのボーカルとエーちゃんのハモリが
小気味イイ
この時エーちゃん24才と1ヶ月
     ジョニーは21才と1ヶ月

79ホワイトアルバムさん2018/07/21(土) 03:31:13.44ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 2曲目
最後の恋人

メロディーや楽曲の構成が
ビートルズ度よりストーンズ度が高いこの歌を
後年ソロとなりミックジャガーのコピーかと
英米の音楽評論家に揶揄(やゆ)されることになる
24才のエーちゃんが
レコードのコピーかと思われるほど
おそろしく楽々と正確に歌いこなしている
このリブヤングのパーフェクトなライブ映像が
鮮やかなカラー映像で
いつの日か見てみたいと思うのは
私だけではあるまい
きっと何処かにあるのだろうな

80ホワイトアルバムさん2018/07/22(日) 01:23:36.96ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 3曲目
レディセブンティーン

おそろしくレコードに忠実なライブ音源である
ところどころエーちゃんやジョニーが
かけ声なんかを入れているが
ただ単に
レコードに観客のキャーキャー声をかぶせたような
擬似ライブではないのかと
錯覚しそうになるほどである
ちょっとぐらい間奏のリードギターなんかを
もっとワイルドにレコードと違うフレーズを
入れてもよかったのでは?
などと考えてしまう
ここでキャーキャー歓声をあげている人たちも
この時15才だとしても
現在45年後として
60才になっているはずである
光陰矢のごとしー

81ホワイトアルバムさん2018/07/24(火) 01:43:32.98ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 4曲目
コーヒーショップの女の娘

2018年の夏の日に聴くコーヒーショップの女の娘のライブバージョンは
私を思索の散歩道に導いてくれるようだ
21才と1ヶ月のジョニーが
天使のような、きらめきある声で歌っているが
はて、オレは21才の頃いったい何をしていたっけな、などと
自虐の回想録に
沈没していきそうだ
ズブズブズブと落ち込んで
迷いさすらい、七転八倒していった横道のずっと先あたりに
そのコーヒーショップは
存在しているのかもしれない
ジョニーはキャロルの前に
アンナとジュリアというバンドを組み、活動していたが
その3バンド、すべてが女性の名前だ
キャロルを解散したあとも
また違う
女性の名前の新バンドを組めばよかったのにー
そうしたらジョニーにも
違う人生の新たな、地平線が開けていたかもしれない
いつまでも女性バンドの女神に抱かれて眠るジョニー
その女神こそが
コーヒーショップの女の娘かもしれない

82ホワイトアルバムさん2018/07/25(水) 05:02:36.77ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 5曲目
憎いあの娘

ある日知人から
憎いあの娘って
Tレックスのゲットイットオン入ってない?て言われてから
憎いあの娘のイントロが鳴り出すたびに
私の脳内で
マークボランのあの囁くようなボーカルが
鳴りはじめた
そういえば
セクシーキャットなんかも
Tレックスのゲットイットオンが入っていそうだねとかなんとか
私はムニャムニャとその時
知人に答えたような気がする
このリブヤングでのライブバージョンもしかりである
私の脳内にさっそく
マークボランが登場し、歌いはじめた
まあいい
時代はグラムロックの1973年だったのだ
ポールマッカートニーだって
ウルフカットのロングヘアーの時代だったのだ
このライブバージョンの憎いあの娘では
最後にレコードバージョンでは印象的だった
エーちゃんのあのサンキュ≠ェ入っていない
逆にそこが新鮮か?

83ホワイトアルバムさん2018/07/26(木) 01:28:11.61ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 6曲目
ファンキーモンキーベイビー

ここでしか聴くことの出来ない
イントロなしのファンキーモンキーベイビーである
いきなり歌から入る
きっとエーちゃんは
ビートルズのエニイタイムアットオールや
ノーリプライ、ヘルプのような出だしで
始めてみたかったのだろう
ウッちゃんの素晴らしいギターワークは
そういうことで
間奏のみの一回だけということになる
しかし
2018年夏に聴くファンキーモンキーベイビーも
やっぱ
イカれてるよ 楽しい キミといれば≠フところが
永遠の若さ
永遠のバカさ
をともない、
グッとくるね
オレの彼女≠チてのも、実にイイなァ
永遠のマスターピースだ

84ホワイトアルバムさん2018/07/27(金) 04:30:57.70ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 7曲目
彼女は彼のもの

一分のスキもないジョニーのボーカルが聴ける
何度もリピートしてこのライブバージョンを聴いているが
それ以外の感想が浮かばない
レコードバージョンより
全般的にこのリブヤングのライブバージョンは
ユウ岡崎のドラムスが
生々しく聴こえる
すぐ目の前でたたかれているような
そんな
ニュアンスがあるとでも
言うべきか
彼女は彼のもののレコードバージョンには
鍵盤も入っていたよね?
ウッちゃんのギターが
そのキーボードの隙間を
うまく埋めているようにも聴こえる
恋はグッドタイミング
片思いの恋さ
そうさ
それでいいのさ、ジョニー
これは永遠のライブバージョンだ

85ホワイトアルバムさん2018/07/29(日) 01:56:13.95ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 8曲目
やりきれない気持

キャロルの楽曲群の中で
一番ビートルズテイストあふれるこの歌を
ジョニーがその美声で
正確無比に歌いあげている
ライブインリブヤング全般
エーちゃんのベース音が
少し小さいかなと思われるが
この歌こそ
もう少し
ベース音を大きく前に出して
そのマッカートニー的ベースランニングを
全面的に楽しませてほしかった
若い頃
このジョニーの歌い方を真似て
日本語の歌をよく
色々とクチずさんでいたら
その時の彼女に
なんでアナタは日本語を
英語チックに歌いあげてんの?と
質問されたことが
このライブテイクを聴いていて
思い出された
だってジョニーは
事実
日本語をローマ字表記の英語に置き換えて
歌いあげていたと語り
その歌い方を
エーちゃんにも指導していたと
「キャロル・夜明け前」という本の中で
暴露していたものな
若い頃の私も
その歌い方に呪縛(じゅばく)されていたわけだ
その頃流行してた
ふつうのフォークソングも
英語チックな日本語で歌っていたことを
このライブテイクを聴いていて
思い出しましたw

86ホワイトアルバムさん2018/07/30(月) 04:36:16.42ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 9曲目
愛の叫び

サビ以外のすべてのパートを
エーちゃんとジョニーの二人が
一緒に歌っている
主旋律がエーちゃんで
ジョニーが
その上のパートだ
レコードでは
すべてエーちゃんが歌っていたので
これは目新しい
ここでしか聴けないアレンジといえる
ラストのウッちゃんのリードギターも
レコードバージョンより
やや野生的に聴こえるのは
気のせいか?
最後のエーちゃんの嘆(なげ)きも
レコードではオオッ!≠セったが
ここでは
イェイッ!だ

87ホワイトアルバムさん2018/07/31(火) 02:12:51.82ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 10曲目
ルイジアンナ

レコードではダブルトラックで痛烈だったエーちゃんのボーカルが
ここではライブであるからして
当然シングルトラックである
レコードバージョンを聴きなれた耳には
ここでのエーちゃんのボーカルが
少々薄っぺらく聴こえるは、
いなめないし、仕方のないことだと思う
その変わり
英語のローマ字変換で歌いあげてる日本語の歌詞、
という
その倒錯的な日本語の英語チックさが
十二分にはっきりと
シングルトラックで
我々の耳に届いてくるというのが
このライブバージョンの
醍醐味(だいごみ)だと思う
特に
いっつつうぅ〜でぃむぉっ、おっとこぅぉを〜っ、どぅぁわめに、すぅぅうるっ
のところとかね
「いつでも男をダメにする」を
そう歌っているのですね♪

88ホワイトアルバムさん2018/07/31(火) 02:15:43.55ID:???0
>>87

× 少々薄っぺらく聴こえるは

○ 少々薄っぺらく聴こえるのは

89ホワイトアルバムさん2018/08/02(木) 01:44:00.75ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 11曲目
恋の救急車

ライブインリブヤング全12曲のうち
リードボーカル別に見ると
エーちゃんが5曲
ジョニーが7曲ということになる
1973年10月時点のキャロルファンにとって
完全に
ジョニーとエーちゃんは
対等に見えていたわけだ
その後ジョニーは
足はもつれ
息も出来ないで
倒れてしまうようになるわけだが
それを暗示するかのような
この恋の救急車の歌詞を
21才のジョニーは
ここで
カンペキな状態で気持ちよく
楽々と歌いあげている
エーちゃんのハモリもイカす
キャロルという恋の炎が
この時点で鮮やかに
最高に燃えあがっているのが
分かるようなライブテイクー

90ホワイトアルバムさん2018/08/04(土) 04:52:59.51ID:???0
☆ライブ・イン・リブヤング=[ 12曲目
ジョニーBグッド

19才の時
シャンソンクラブで
ピアノの弾き語りをしていたジョニー大倉は
どうしても
ロックンロールへの思いが 断ち切りがたく
ある日
とある楽器屋の
メンバー募集の告知板の前に
立つのだ
そこで
運命のエーちゃんによる
ロックンロール好きな方、求む ビートルズとか≠フ
メンバー募集と出会うのだ
ジョニーが
そこまで取りつかれてしまった
ロックンロールの魔力とは
何なのか?
その答えが
このライブインリブヤングのラストを飾る
ジョニーBグッドの中に
あると思う
チャックベリーの代表曲
そして
とある喫茶店で
エーちゃんと面接したジョニーは
その後
半年間、エーちゃんに連絡しないのだ
彼女か妊娠したことを知って
手首を切って
自殺を試みる半年後までー
エーちゃんは
ジョニーの電話番号を紛失してしまっていて
半年間
ジョニーの連絡を待っていたという
すべては
そこから始まった
ゴー、ジョニー、GO! GO!
ゴー、ジョニー、GO! GO!

91ホワイトアルバムさん2018/08/04(土) 04:55:32.04ID:???0
>>90

× 彼女か妊娠したことを知って

○ 彼女が妊娠したことを知って

92ホワイトアルバムさん2018/08/06(月) 02:25:09.10ID:???0
★燃えつきる・ラストライブ=| 1曲目
ファンキーモンキーベイビー

1975年4月13日、日比谷野外音楽堂で行われた
キャロル解散コンサートの
実況録音盤である
その1曲目と19曲目に
ファンキーモンキーベイビーはこの日
2回演奏されている
何故なのか?
決定を下して実践してみせたのは
やはり
エーちゃんなのだろう
本来ならば1975年1月に行われた
日大講堂でのライブが
ラストショウになる予定だったのを
全国を回る解散ツアーをも行うべきだという
エーちゃんの主張と頑張りが通り、
解散ショウは
4月のこの日まで引き伸ばされたのだ
まずは
そのエーちゃんの頑張りに
感謝しよう
だからこそ
この
燃えつきる・ラストライブ≠ニいう
素晴らしいラストショウの解散コンサートを
45年後の今も
我々は聴くことが出来、
感動出来ているわけなのだからー
1回目で1曲目の
このファンキーモンキーベイビーのバージョンでは
やたらジョニーがバックで
気勢をあげているのが分かる
間奏前で
エーちゃんは叫んでいない
この日は野外で
しかも雨だった

93ホワイトアルバムさん2018/08/07(火) 03:57:06.18ID:???0
★燃えつきる・ラストライブ=| 2曲目
憎いあの娘

雑でワイルドな憎いあの娘である
テンポもいくらか早い
ライヴ感に充実している
ライヴはやはり
こうじゃなきゃいけない
イントロのTレックス風リフからもう
ヘイヘイヘイッ!と
エーちゃんが
気合を入れたもうている
テンポが早いから
サビのウッちゃんの細かい運指リフも
ここでは
超絶早弾きと化している

94ホワイトアルバムさん2018/08/08(水) 04:24:37.81ID:???0
★燃えつきる・ラストライブ=| 3曲目
グッドオールドロックンロール

超絶パンクなグッドオールドロックンロールである
エーちゃんの
ワントゥスリー、ヘイッ!<Aウッ!から始まり
間奏前のジョニーの雄叫びも最高に絶品
ウッちゃんのギターとユウのドラムスも
機関銃とマシンガンのように炸裂ー
いぶし銀ののような
1分53秒である

95ホワイトアルバムさん2018/08/08(水) 23:53:07.98ID:???0
(コーヒータイム)

☆キャロルのレコードサウンドについて

この日本においてキャロルこそロックの持つ暴力性や不良性を全く失うことなく、オリジナルの詞曲で最初にメジャーで成功したロックンロールバンドです。
日本語でロックができるか? ロックは日本語か英語か? という議論が真剣にされていた当時の日本ロック界。先端にいた腕達者なミュージシャン達は
こぞって日本語のロックを否定していましたが、議論そのものをあざ笑うかのように、無にしたのが
革ジャンにリーゼント姿で完璧な日本語のロックンロールぶっ放したキャロルです。
その衝撃は日本語ロックを否定していた側の先頭にいた内田裕也氏を完全に黙らせ、すぐに彼らとの契約に疾走させたほどです。
そして彼らの登場と爆発的セールスはその後の日本のロック界に付随するビジネス等を含めたすべて変えてしまいました。
ロックと暴走族〜暴力などカルチャーを含めたその影響力はあまりにも巨大です。日本のロックはキャロルと村八分なしでは絶対に語れません。
また当時最新のスタジオ機材を所有していたミッキーカーティスがプロデュースを含め制作全般に深く携わっていたため現在の耳で聞いても
この当時の日本のロックに必ず感じてしまうある種の音のショボさが全くないことに驚かされます。
各楽器のラウドでシャープな鳴り、厚みがあるふてぶてしい低温のグルーヴ、ボーカル、コーラスそのすべてにロックンロールを感じさせるこの音は
バンド側からだけでなくミッキーカーチスのプロデュースを含め完全にスタジオ内でマジックが起きていることが実感できる本当に凄い音です。
当時京都で国内のもっとも先端的なバンドであった村八分や、同じ時期にオリジナリティーという点では他をまったく寄せ付けなかった
サディスティック・ミカ・バンドなどですらなし得なかった圧倒的な成功をエッジのビンビンに立った状態でいともかんたんに手に入れたキャロル。
当時これがどれだけ凄かったことか。
いくら再評価しても足りません。  
これがロックンロールです!

96ホワイトアルバムさん2018/08/10(金) 03:50:50.67ID:???0
★燃えつきる・ラストライブ=| 4曲目
メンフィステネシー

パンキッシュなメンフィステネシーである
イントロが50秒もある
長い
ジョニーがどこで歌に入ろうかと
模索していたのかもしれない
そんなジョニーに
しっかりしろとでもいうように
エーちゃんが
カモンカモンカモンとあおる
他にも
様々なかけ声をかけて
エーちゃんがあおる、あおる
間奏のエーちゃんのイェイイェイイェイ!の
アドリブ声は珍しい
ウッちゃんのリードギターは
ストーンズ並みに
チャックベリーしている
ラストショウのメンフィステネシーは
手にふれると
やけどしそうに熱い

97ホワイトアルバムさん2018/08/12(日) 01:46:51.28ID:???0
★燃えつきる・ラストライブ=| 5曲目
涙のテディボーイ

よくぞフルバージョンのライブテイクを
歴史に残してくれました
スタジオバージョンにはジョニーが参加していないので
こちらのライブバージョンの
ジョニーのハモリが入るほうが貴重かも
この歌のライブテイクのほとんどすべてが
ラストの
あーー、こんなにーーーっ
  あーー、こんなにーーーっ
  すべてがーっ 
のところを
カットしてるバージョンばかりなんだよな
エーちゃんが
ソロになってからも
すべて含めてだ
この
最後がいいんだよ
なんでここをカットするんだよ
ここで涙腺が崩壊(ほうかい)するんだよ
この
燃えつきる・ラストライブ<oージョンは
ラストがカットされていなくて
スタジオバージョンとまったく同じ
ということで
永遠に、
不滅だと思います

98ホワイトアルバムさん2018/08/14(火) 04:14:04.84ID:???0
★燃えつきる・ラストライブ=| 6曲目
やりきれない気持

レコードバージョンよりキーの高い、やりきれない気持である
本来ならレコードの方も
このキーで歌いたいとジョニーは進言したが
作曲者のエーちゃんは
それを許さなかった
曲のムードが変わるというのが
エーちゃんの言い分だった
このラストショウに限り
エーちゃんはジョニーの好きなキーで歌えばと
許しを出した
それでどうなったかというと
ジョニーが自身の美声を生かして
我が世の春といった感じで
朗々とこの歌を
歌いこなしているのは分かるが
多少、この歌が軽くなっているという面があるのは
いなめない
合格点以上は当然いっている
しかし
キーの低い切なさというのも
歌の中にはあるのだ
レコードバージョンのキーと
聴きくらべてみてほしい

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