コロナ禍以前の最新データとなる19年を見ると、観戦者の高齢化はさらに進んでいる。もっとも多いのは40歳〜49歳の26・9パーセントで、次が50歳以上の20・5パーセント、その次が60歳以上の13・7パーセントだった。40歳以上が全体の61・1パーセントである。

 Jリーグが開幕した1993年に10歳だった人は、今年40歳になる。15歳の人は45歳、20歳の人は50歳で、30歳だった人は60歳だ。カズこと三浦知良とヴェルディ川崎が牽引するJリーグに魅せられた世代の多くが、そのままコア層として定着している印象だ。