来季23年ぶりのリーグ優勝&日本一を目指すオリックスの選手や裏方に迫る新連載「一牛入魂 がんばれオリックス」がスタート。
第1回はオリックス、阪神で通算176勝を挙げた星野伸之氏(52)=サンケイスポーツ専属評論家=が西村徳文新監督(58)を直撃。
新指揮官は4番に来季4年目の吉田正尚外野手(25)を指名し、チーム打率・270を掲げた。

(1)チーム打率2割7分を

 星野氏 今年のシーズンを振り返って、いかがですか。

 西村監督 勝ちパターンとか後ろの投手に負担がかかっていた。それはチームとして、苦しくなる。なんとか先発には長いイニングを投げてほしい。

 星野 打線の方では(吉田)正尚が1年間頑張った。

 西村 1人だけだもん。だからやっぱり期待していたロメロだよね。もうちょっと打ってくれるかと思ったけど。

 星野 正尚は来年、ずっと4番でいくという考えは。

 西村 現時点では4番というところを考えている。そこの前と後ろを打つ選手がどれだけ結果を残していけるかというところ。

 星野 期待は正尚。

 西村 今年はそこに負担がかかりすぎていた。いかに負担がかからない打線を組めるか。それが組めればもうちょっと違う攻撃ができて、得点能力も上がってくる。