オリックスのドラフト4位で他の球団で指名したところはなかった。
最初の２年は土井監督などがアホだったせいでレギュラーに定着しない１軍と２軍を行ったり来たりするような、
ほとんど無名の選手だったが、３年目に仰木監督になって自由にやらせてもらって日本人初の200本安打達成。
その後の大活躍は説明するまでも無い。
今年現役引退を表明したカープの新井貴浩はドラフト６位だった。
駒沢大学の先輩であるカープの野村謙二郎のツテでカープに推薦してもらい、なんとかドラフト指名された。
プロになった後はコーチに徹底的にしごかれ、本人も「俺に才能はないから努力で成功する」と練習に手を抜くことは全くせず、
血の滲むような努力を重ねて７年目の2005年にはホームラン王、阪神移籍後の2011年には打点王のタイトルを獲得。
再びカープに戻ってカープが25年ぶりに優勝した2016年には史上最年長ＭＶＰに選ばれ、2000本安打達成。
ゴールデングラブ賞やベストナインにも選ばれたこともある走攻守揃った選手として大活躍した。
浜の番長と言われた三浦大輔もドラフト６位指名。
彼は小学生の頃から才能があると言われていたが、プロではコーチに「お前才能ないな」とあっさり言われた。
最初はパッとしなかったが、コーチにしごかれて大成し、2005年には最優秀防御率と最多奪三振の２冠。
現役25年で172勝という輝かしい成績。
巨人の山口鉄也は育成ドラフトの１位。
高卒後、ダイヤモンドバックスからの誘いでマイナー契約するもメジャー昇格どころかシングルＡにすらなれず、４年で帰国。
巨人の育成ドラフトでなんとか拾ってもらう。
中継ぎとして頭角を現し、新人王に選ばれて最優秀中継ぎ投手のタイトルを３回も獲得。
ソフトバンクの千賀滉大は育成ドラフトの４位。育成の４位なんて下位の下位だ。
最初の５年は活躍できなかったが、６年目に12勝の2桁勝利達成。2017年には13勝で最高勝率のタイトルを獲った。
ＷＢＣでは最優秀投手にも選ばれた。
2018年も13勝と３年連続で2桁勝利の活躍。
こんなふうにドラフト下位でも大活躍した選手はけっこういる。
逆に１位指名でも活躍できずに引退した選手もいる。
ドラフト下位でも活躍できたのはなぜか？才能があったのか？努力の賜物か？
